その他 緊急避妊薬「レソエル72」 3月9日から販売開始 市販化は国内2例目
富士製薬工業とアリナミン製薬が共同で展開する緊急避妊薬「レソエル72」が、2026年3月9日から全国の薬局やドラッグストアにて販売を開始。同年2月10日に厚生労働省から市販薬としての承認を受けたことで、医師の処方箋を介さず直接購入できる体制が整った形です。 性行為後72時間以内に「レソエル72」を服用することで、約8割の妊娠を防げるとされており、国内では2例目となる緊急避妊薬(アフターピル)の市販化は、望まぬ妊娠の不安に直面した人が、一刻も早く適切なケアにたどり着けるようにとの願いが込められています。 これまで緊急避妊薬の購入には、受診の手間や心理的な抵抗、費用の負担が壁となってきましたが、身近な薬局やドラッグストアにて購入できるようになった意義は極めて大きいといえます。 本製品の発売は、単なる利便性の向上にとどまらず、自分の体に関する意思決定を自分自身で行う「リプロダクティブ・ヘルス」を支える社会への大きな一歩です。誰もが困ったときに迷わず相談でき、必要な医薬品を手に取れる環境が整いつつあるのを感じています。 今後は、薬を提供する仕組みを整えるだけでなく、正しい知識を社会全体で共有していくための地道な啓発活動も進められる見通しです。制度としての新しさが、一人ひとりの安心へと変わっていく過程を、私たちは大切に見守っていく必要があるでしょう。
