実娘への性的暴行で実刑判決 富山 黒部市の大門広治被告(54)を準強姦罪で懲役8年 

DV・虐待

※上記画像は、AI画像生成ツールによって制作されたフィクションであり、すべて架空のものです。実在の人物・団体・商品等とは一切関係ありません。 

実の娘に対し4年間にわたって性的暴行を繰り返したとされ、準強姦罪容疑に問われていた実父に対し、富山地裁は2025年10月21日、求刑通りの懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

 

被害者である福山里帆さん(25)の実の父親で、富山県黒部市在住の元会社役員(現在は無職)、大門広治被告(54)は、2016年頃、当時高校生だった福山さんに対し、本人が抵抗できない状態(抗拒不能)と知りながら、複数の性的暴行をくり返し行なったとし、準強姦罪の疑いで逮捕、起訴されていました。

 

裁判では、大門被告が娘に対する性的行為は認めながらも、「(里帆は)逆らえない状態ではなかった」として否認を主張する中、富山地裁は、福山さんの証言は強く信用できるものと認定し、抵抗不能な状態だったと判断。最終的に検察側の求刑通り、被告に懲役8年の実刑判決が言い渡されました。

  

この判決は、長年にわたり家族関係の中で被害に遭い、声を上げることが極めて困難だった被害者が、実名・顔出しで証言台に立ち、司法がその真実を認定したという点で、非常に大きな意義を持つものです。

 

判決後、被害者の福山さんは「頑張ったことを社会や裁判官が認めてくれた」と述べ、安堵の意を示しました。本事案が、身内による性被害に対する司法の判断として、今後の同様の事案における被害者救済の希望の光となることが期待されます。

 

■管理人しらたきが注目したポイント

・4年間にわたり続いた実父の性的暴行

本件は、加害者である父親の大門広治被告(54)が、実の娘である福山里帆さん(25)に対し、福山さんが中学2年の夏頃から高校2年頃までの4年間にわたり、性的暴行を繰り返していたという、非常におぞましい事件です。

福山さんは当時、富山県黒部市の自宅にて、日常的に父親からの性暴力等を受けており、「自分が拒否すれば、妹に危害が加わるかもしれない」「高校をやめさせられ、大学に進学できなくなる」といった恐怖と不安に苛まれており、抵抗できない心理的・物理的な支配下にあったとされています。

福山さんは被害当時の心境を、「絶望的で人生が終わった」「私が悲しんで苦しくても、頑張って自分の中にとどめれば親族や家族は日常生活を送れると思っていた」などと伝えており、現在も心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病を抱えるなど、深刻な被害を受け続けているとのことです。

福山さんは成人後、夫・佳樹さんの協力を得て告発を決意した後も、実の父を訴えることに対する「憎み切れない」という複雑な葛藤を抱えつつ、実刑判決が下るまで、被害の実態を実名・顔出しで訴え続けてきました。

・大門被告「娘は断ることもあり、逆らえない状態ではなかった」

富山地裁で開かれた裁判では、2016年頃の性暴力行為について、当時高校生だった福山さんが「抵抗不能な状態」であったかどうかが、最大の争点となりました。

大門被告は、「妻が不在の隙を狙い、あわせて8回ほど性交した」などと、娘である福山さんへの性行為自体は認めたものの、「娘は断ることもあり、逆らえない状態ではなかった」「娘は性行為に興味があった」などと主張し、準強姦罪の成立を否認し続けていました。

さらに、大門被告の弁護人は、「被告の誘いを(福山さんが)無視して断る時もあった。父親の行為を拒否できる状態だったので、準強姦罪は成立しない」とし、無罪判決を求めていました。

富山地裁は「被害者の話は、被害を体験した者にしか語りえず、強く信用ができる」としたうえで、福山さんが当時、抗拒不能に陥れられた状態が続いていたと認定。被告には「反省は皆無で、刑事責任は重大」と極めて卑劣な犯行であったとし、懲役8年を求刑していました。

・福山さん「頑張ったことを社会や裁判官が認めてくれた」

福山さんは、実の父親からの性被害という、極めて個人的で痛ましい体験を、実名・顔出しで社会に公表し、被害者参加制度を利用して裁判に積極的に参加。2025年3月11日の証人尋問においては、当時の恐怖を涙ながらに証言しています。

被害者の勇気と、これまでの努力が実を結び、2025年10月21日、富山地裁は求刑通りの懲役8年の実刑判決を下しました。

地裁が、福山さんの証言の信用性を明確に認め、「抵抗不能な状態」を認定したことは、身内間の性暴力の立証の困難さを乗り越え、司法が被害者の声に寄り添い、真実を認めたという点において重要な意義を持ちます。

福山さんは判決後、「頑張ったことを社会や裁判官が認めてくれた」「(自分は)やっぱり悪くなかったよって、よく頑張ったねって声をかけてあげたい」などと語っており、この言葉からは、性被害で声を上げられずにいる他の多くの被害者たちにとって、司法への信頼と行動への勇気を与える希望の光となるはずです。

 

 

本日8年の有罪判決が出ました。 12年前に最初の被害を受けた私には、この未来は想像もできませんでした。 たくさんの方の応援やご協力で得ることができた判決でした。 被害当時の私が見たら、明日に希望を持てる世界があるのだと知ることのできた戦いでした。 家庭内性被害者は悪くない、恥じる必要はどこにもない。 心の底からそう思える日となりました。 社会の全てを信じられなくなった私に、もう一度、希望を持たせてくれた皆様に心からお礼申し上げます。
【出典】福山里帆さんのXより 午後10:03 2025年10月21日

  

本件に関する情報は、以下のリンク等でも報道されています。

各リンク先は一定期間後,リンク切れになる可能性があります。予めご了承ください。

 

⚫︎MBSニュース:10/21(火) 19:30配信

⚫︎チューリップテレビ:10/21(火) 16:02配信

⚫︎MBSニュース:10/21(火) 16:01配信

⚫︎メ~テレ:2025年08月27日 14:07

⚫︎NHK NEWS WEB:08月27日 17時07分

 

本件に関する世間の声

  

「被害者が泣き寝入りする時代は終わった。時には徹底的に闘う事が必要」

「8年の刑期は短い。でもまずは減刑されてないことに安堵」

「求刑通りとはいえ、日本は性犯罪はまだまだ甘い」

「この判例をきっかけに、性的虐待がもっと厳罰化されてほしい」

「死ぬまで塀の外に出さないでほしい」

「(被害者が)どんなに頑張ったか、どうやって裁判を戦い抜いたか、想像を絶する思いです」

「福山さんを心から尊敬します」

 

※上記の文章(反応)は投稿原文ではなく、SNS上の反応の傾向を要約したものです。また、特定の意見を持つユーザーによるものであり、広範な意見を代表するものではない点にご留意ください。

 

これらの声の総意として、被害者である福山さんが実名で性的暴行の被害を訴え、裁判で「頑張ったことを社会や裁判官が認めてくれた」という結果を得たことに対し、深い尊敬と共感が寄せられているという印象を受けます。

 

被害者が自ら体験を語り、裁判を戦い抜いた努力が「想像を絶する」ものであり、その勇気ある行動が社会を良い方向に導くと評価しています。

 

一方で、娘に対し日常的に暴力をふるい性的暴行を加えながら、法廷で「逆らえない状態ではなかった」と主張し続けた実父に対しては、強い憤りが表明されており、親という立場を裏切った卑劣極まりない行為として厳しく非難されています。

 

見解としては、求刑通りの懲役8年の判決が出たことに多くのユーザーが安堵しつつも、性犯罪の刑罰としては「軽すぎる」「甘い」という意見が支配的です。

 

また、被害者が負う心の傷の深さに見合わないとして、日本の性暴力に対する厳罰化を求める強い要望が示されている点が特徴的です。

 

令和5年度の「不同意性交等」の認知件数は2,711件。「不同意わいせつ」の認知件数は6,096件

 

令和5(2023)年度の「不同意性交等」の認知件数は2,711件。前年に比べて、1,056件(63.8%)増加しています。

「不同意わいせつ」の認知件数は6,096件で、前年に比べて、1,388件(29.5%)の増加となっています。

 

5-10図 不同意性交等・不同意わいせつ認知件数の推移
【出典】男女共同参画局:第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第2節 性犯罪・性暴力 5-10図 不同意性交等・不同意わいせつ認知件数の推移

 

女性の8.1%が「不同意性交等の被害」にあったことがある

 

男女共同参画局が発表した令和5年度の調査によると、女性の8.1%、男性の0.7%が不同意性交等の被害にあった経験があると回答しています。

 

○女性の8.1%、男性の0.7%は不同意性交等の被害にあった経験がある。

○加害者は、交際相手、元交際相手、職場の関係者、配偶者など、大多数は被害者が知っている人となっており、まったく知らない人からの被害は10.0%。

○不同意性交等の被害について、女性の55.4%が、誰にも相談していない。

○被害にあったときの状況について、女性は「驚きや混乱等で体が動かなかった」が最も多く、男性は「相手から、不意をつかれ、突然に襲いかかられた」、「相手との関係性から拒否できなかった」、「相手から、脅された」などの回答があった。

【出典】男女共同参画局:第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第2節 性犯罪・性暴力 5-8図 不同意性交等の被害にあった経験等(令和5(2023)年度)

男女共同参画局:第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第2節 性犯罪・性暴力 5-8図 不同意性交等の被害にあった経験等(令和5(2023)年度)
【出典】男女共同参画局:第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第2節 性犯罪・性暴力 5-8図 不同意性交等の被害にあった経験等(令和5(2023)年度)

 

被害時の状況の多くは“力づく”である場合が多く、被害者が女性のケースにおいては、「驚きや混乱等で体が動かなかった」(24.6%)が最多で、「相手から『何もしない』などとだまされた」(23.8%)、「相手から不意を突かれ、突然襲い掛かられた」(23.1%)、「相手との関係性から拒否できなかった」(22.3%)と続きます。

 

令和5年度中の「児童虐待相談」の対応件数は225,509件

 

厚生労働省のまとめによると、令和5年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は22万5509件(確定値)です。

これは前の年度より1万666件多く、これまでの集計では過去最多となっています。

 

2 児童相談所における児童虐待相談の対応件数

令和5年度中に児童相談所が対応した養護相談のうち児童虐待相談の対応件数は225,509 件で、前年度に比べ 10,666 件(5.0%)増加している。

相談の種別にみると、「心理的虐待」が 134,948 件(構成割合 59.8%)と最も多く、次いで「身体的虐待」が 51,623 件(同 22.9%)となっている。

被虐待者の年齢別にみると、「3歳」が 14,423 件と最も多くなっており、「身体的虐待」の構成割合は、年齢が上がるにつれておおむね多くなっている。(表1、図2)

また、主な虐待者別構成割合をみると「実母」が 48.7%と最も多く、次いで「実父」が42.3%となっており、前年度と同様の傾向となっている(図3)。

【出典】厚労省:結果の概要 児童福祉関係 2児童相談所における児童虐待相談の対応件数

2 児童相談所における児童虐待相談の対応件数 表1 児童虐待相談の相談種別件数の対前年度比較
【出典】令和5年度福祉行政報告例(児童福祉関係の一部)の概況 表1 児童虐待相談の相談種別件数の対前年度比較
令和5年度福祉行政報告例(児童福祉関係の一部)の概況 図2 児童虐待相談の年齢別・相談種別構成割合
【出典】令和5年度福祉行政報告例(児童福祉関係の一部)の概況 図2 児童虐待相談の年齢別・相談種別構成割合
【出典】厚労省:結果の概要児童福祉関係2児童相談所における児童虐待相談の対応件数 図3 児童虐待相談の主な虐待者別構成割合の対前年度比較

 

管理人しらたきの考察

 

本件の捜査・裁判における最大の課題は、被害が長期間にわたる身内間の出来事であり、物理的証拠が乏しい中で、被告の「逆らえない状態ではなかった」という無罪主張に対し、被害者の心理的・物理的な「抵抗不能な状態」をいかに立証するかという点にありました。

 

最終的に富山地裁が、里帆さんの証言を「強く信用できる」と認定し、抵抗不能を認めたことは、非常に意義深いものです。これは、身内間性被害における被害者証言の価値を確立し、同様の事案での立証を支援する重要な判例となることが期待されます。

 

本件の特異性は、被害当時高校生であった福山さんが、成人後、実の父を相手取り、実名・顔出しで被害を告白し、被害者参加制度を利用して証言台に立ったという、極めて困難かつ勇気ある行動にあります。

加害者が肉親であるために立証が難しく、「泣き寝入りが多い」とされる性的虐待事案において、福山さんの行動はまさに、「泣き寝入りする時代は終わった」という、社会への明確なメッセージとなりました。

 

司法が、家族内の権力構造を背景とした性暴力の深刻な被害実態を認定したという事実は、性暴力被害者、特に身内からの被害に苦しむ人々に大きな希望を与えたことでしょう。

 

一方で、求刑通り懲役8年という判決の量刑に対して、SNS上では「軽すぎる」「性犯罪は甘い」といった厳罰化を求める声が強く上がっています。

本事案は、日本の性犯罪刑罰の適正性について、国民的な議論を喚起するきっかけとなり得ると考えられます。

 

性被害にあわれた方のための全国共通相談ダイヤル「#8103(ハートさん)」

 

「#8103(ハートさん)」は、性犯罪や性暴力の被害にあった方が相談できる、全国共通の電話相談窓口です。

 

これは警察が実施している支援の一環で、被害にあわれた方が安心して相談や助けを求めることができます。被害にあってすぐの緊急のご相談はもちろん、過去のつらい経験について話したいという方のご相談も受け付けています。

 

この番号にかけると、お住まいの地域の警察の相談窓口につながります。必ずしも被害届を出す必要はなく、「匿名で相談したい」というご希望にも対応しています。

 

「#8103(ハートさん)」は、誰かに話を聞いてほしいときに、そっと寄り添うための窓口です。つらい気持ちをひとりで抱え込まず、どうか遠慮せずに電話してみてください。あなたはひとりではありません。

 

警察庁Webサイト
警察庁が運営する犯罪被害者等施策のホームページ。主な犯罪被害者等施策、犯罪被害に関する相談機関等、イベント情報、犯罪被害者白書の紹介など。

 

DV・セクハラ・ネット中傷など女性が抱える悩みに寄り添う「人権ホットライン」

 

法務省の「女性の人権ホットライン(0570-070-810)」は、DV(家庭内暴力)、セクハラ、ストーカー被害、性犯罪、ネット上での誹謗中傷など、女性が抱えやすいさまざまな悩みやトラブルについて、無料で相談できる窓口です。

 

この番号に電話をかけると、お住まいの地域を管轄する法務局や地方法務局につながり、職員や人権擁護委員が丁寧に話を聞き、対応してくれます。

 

警察のように加害者を逮捕したり、直接的な捜査を行う機関ではないため、名前を出さずに匿名で相談することも可能です。必要に応じて、弁護士や専門の支援機関を紹介してもらうこともできます。

 

「これって警察に相談したほうがいいのかな?」

「弁護士に話を聞いてもらうべき?」

「どうすればいいのかわからない…」

 

そんなふうに迷ったときは、ひとりで抱え込まず、気軽に相談してみましょう。あなたの気持ちに寄り添い、解決ルートを一緒に考えてくれる窓口です。

 

法務省:女性の人権ホットライン

 

備考

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