売春防止法 「買う側」も処罰対象へ 路上客待ち問題化で法務省が検討会設置

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※上記画像は、AI画像生成ツールによって制作されたフィクションであり、すべて架空のものです。実在の人物・団体・商品等とは一切関係ありません。 

路上での売買春の勧誘などが社会問題化していることを受けて、法務省は2026年2月10日、金銭を伴う性的取引の規制について議論する有識者検討会(売買春に係る規制の在り方検討会)の設置を本年度内に開くと発表しました。

 

これは2025年11月11日の衆議院予算委員会において、売春の相手方に対する処罰の必要性に関し、高市早苗内閣総理大臣が平口洋法務大臣に対し、「必要な検討」を行うよう指示したことを受けた異例のスピード対応となります。首相指示を受けて法務省が国内の実態や、海外法制を調査していました。

  

現在の「売春防止法」では「売る側」に対しての罰則は設けられていますが、「買う側」に対する罰則はありません。路上で相手(買う側)を探す売る側の行為は罰則の対象となりますが、それに応じる「買う側」への罰則がないことが不均衡であると指摘されてきました。

 

近年、東京都新宿区歌舞伎町などの路上において、悪質なホストクラブへの支払いのために客待ちを行う女性たちの摘発などが相次いでいます。有識者検討会の設置は、このような社会情勢を踏まえ、買う側への罰則導入を含めた法改正の是非を検討することが狙いです。

 

有識者検討会は2026年3月末までに初会合を開催する予定です。「買う側」を処罰対象に加えるかなどの議論を進めるとみられ、1956年の売春防止法制定以来の大きな転換点を迎える見通しとなっています。

 

■管理人しらたきが注目したポイント

・「売買春に係る規制の在り方検討会」の設置を発表

2025年11月11日の衆議院予算委員会において、有志の会の緒方林太郎衆議院議員が、金銭を伴う性的行為の相手方を罰する可能性について検討を求めました。これに対し、高市早苗総理はその場で、平口洋法務大臣へ検討を指示。異例のスピード対応を見せました。

首相指示を受け法務省は国内の実態や海外の法制度を調査。約3か月後の2026年2月10日に、具体的な議論を行うための検討会の設置を公表しました。

平口法相は同日の閣議後記者会見で、近年の社会情勢を踏まえた規制の在り方を幅広い知見に基づき議論してもらう考えを示しており、政府を挙げて、現在の売春防止法の課題に取り組む姿勢が明確になっています。

・現行法では「売る側」には罰則があるが「買う側」を処罰する規定はない

1956年に制定された現在の売春防止法では、公衆の面前での勧誘や客待ちをした「売る側」には罰則がありますが、「買う側」を処罰する規定はありません。

近年、この不均衡が議論の的となっています。特に東京都新宿区歌舞伎町では、悪質なホストクラブで抱えた借金を返済するために路上に立つ女性たちが、同法違反容疑で相次いで摘発される深刻な状況にあります。

こうした社会的背景から、売る側ばかりが罪に問われ、原因の一端を担う買う側が問われない現状に対し、法曹界や国民から適切な対処を求める声が上がっていました。

「売買春に係る規制の在り方検討会」では、このような実情に即した実効性のある法規制の在り方が焦点となる見込みです。

・専門家による議論の開始と今後の法改正への見通し

今回、法務省が設置を発表した「売買春に係る規制の在り方検討会」は、弁護士、裁判官、検察官の法曹三者に加え、刑事法の研究者らで構成される予定です。

検討会は2026年3月末までに初会合を開き、買う側を処罰対象に加えるべきかや、法定刑の引き上げといった具体的な内容を協議します。

海外ではフランスのように「買う側」のみを罰する国や、ドイツのように一定の条件下で認める国など対応が分かれており、これら諸外国の事例も参考にされます。

SNS上では、「買う側」の処罰に賛成する意見のほか、女性の社会的地位の向上を優先すべきとの声もあり、意見は多様です。検討会は年度内の始動を経て、法改正を視野に入れた慎重かつ充実した議論を進める見込みです。

 

本件に関する情報は、以下のリンク等でも報道されています。

各リンク先は一定期間後,リンク切れになる可能性があります。予めご了承ください。

 

⚫︎TBS NEWS DIG:2025.11.11 17:47

⚫︎FNNプライムオンライン:2026年2月10日 火曜 午前11:44

⚫︎法務省:令和8年2月10日(火)

 

本件に関する世間の声

  

「正解のなさそうな難しい問題」
「買う側を処罰する前に、今売るしかない人たちを救う手口のほうが優先」
「これで買う側が激減したとしても、海外でやる女性が増加するだけ」
「売買がなくなればと思う反面、成り立つから救われる人がいる部分もある」
「根本的な問題は、女性の社会的地位や賃金格差じゃないの」
「根絶したいなら「売る側」の罰則を強化して未成年も取り締まるべき」

 

※上記の文章(反応)は投稿原文ではなく、SNS上の反応の傾向を要約したものです。また、特定の意見を持つユーザーによるものであり、広範な意見を代表するものではない点にご留意ください。

 

1956年制定の現行法における不均衡を是正し、不当な性的取引を抑制する法的枠組みを構築する意義は大きいといえます。しかし、処罰の強化のみでは、取引の潜在化や買売春の活動拠点の海外移転を招くリスクも否定できません。

 

売春防止法の見直しに対し、SNSでは買う側の処罰を求める声の一方で、背景にある貧困や格差といった構造的課題の解決を優先すべきとの意見が目立つ印象です。

 

過去5年間における「売春防止法違反」の検挙件数および検挙人員の推移

 

警察庁の統計データによる、過去5年間における「売春防止法違反の検挙件数及び検挙人員」の推移は、以下のとおりです。

 

【警察庁】令和6年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について 第4 風俗関係事犯等の取締り状況 2 売春防止法違反
【出典】警察庁:令和6年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について 第4 風俗関係事犯等の取締り状況 2 売春防止法違反

  

管理人しらたきの考察

 

1956年に制定された売春防止法は、路上で客待ちをする「売る側」のみを罰し、「買う側」を処罰しない不均衡が長年の課題でした。

 

近年、新宿区歌舞伎町などで悪質なホストクラブへの支払いのために客待ちをする女性の摘発等が相次いでいますが、買う側が不問に付される現状は公平性を欠くと指摘され続けていました。

 

一方で、個人の自由の制限といった慎重な検討も必要です。類似する児童を対象とした法律では買う側も罰せられるため、今回の検討は成人間の取引における整合性を問うものといえます。

 

法改正が実現すれば、買う側への抑止力となり路上での問題減少が期待される反面、SNSでは取引の潜在化や女性の貧困という根本的原因の放置を懸念する声もあります。

 

「売買春に係る規制の在り方検討会」による、多角的な知見に基づいた実効性のある議論が今後の展望として重要です。

 

性被害にあわれた方のための全国共通相談ダイヤル「#8103(ハートさん)」

 

「#8103(ハートさん)」は、性犯罪や性暴力の被害にあった方が相談できる、全国共通の電話相談窓口です。

 

これは警察が実施している支援の一環で、被害にあわれた方が安心して相談や助けを求めることができます。被害にあってすぐの緊急のご相談はもちろん、過去のつらい経験について話したいという方のご相談も受け付けています。

 

この番号にかけると、お住まいの地域の警察の相談窓口につながります。必ずしも被害届を出す必要はなく、「匿名で相談したい」というご希望にも対応しています。

 

「#8103(ハートさん)」は、誰かに話を聞いてほしいときに、そっと寄り添うための窓口です。つらい気持ちをひとりで抱え込まず、どうか遠慮せずに電話してみてください。あなたはひとりではありません。

 

警察庁Webサイト
警察庁が運営する犯罪被害者等施策のホームページ。主な犯罪被害者等施策、犯罪被害に関する相談機関等、イベント情報、犯罪被害者白書の紹介など。

 

DV・セクハラ・ネット中傷など女性が抱える悩みに寄り添う「人権ホットライン」

 

法務省の「女性の人権ホットライン(0570-070-810)」は、DV(家庭内暴力)、セクハラ、ストーカー被害、性犯罪、ネット上での誹謗中傷など、女性が抱えやすいさまざまな悩みやトラブルについて、無料で相談できる窓口です。

 

この番号に電話をかけると、お住まいの地域を管轄する法務局や地方法務局につながり、職員や人権擁護委員が丁寧に話を聞き、対応してくれます。

 

警察のように加害者を逮捕したり、直接的な捜査を行う機関ではないため、名前を出さずに匿名で相談することも可能です。必要に応じて、弁護士や専門の支援機関を紹介してもらうこともできます。

 

「これって警察に相談したほうがいいのかな?」

「弁護士に話を聞いてもらうべき?」

「どうすればいいのかわからない…」

 

そんなふうに迷ったときは、ひとりで抱え込まず、気軽に相談してみましょう。あなたの気持ちに寄り添い、解決ルートを一緒に考えてくれる窓口です。

 

法務省:女性の人権に関する相談について

 

備考

  

MOJchannel
法務省の施策等について,動画で紹介するチャンネルです。法務省の最新情報については,法務省ホームページを御覧ください。
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