
2025年5月、京都府内を走行するJR嵯峨野線(JR山陰線)の電車内において、当時15歳だった女子高校生に性的暴行(不同意性交等)を加えた容疑で、2025年7月15日に京都府警に逮捕されていた滋賀県守山市の職員、木曽俊也容疑者(42)が、その後、市から懲戒免職処分を受けていたことがわかりました。
木曽容疑者は、2025年5月15日午後10時過ぎから約20分間にわたり、京都市右京区から南丹市に至る走行中の電車内において、うたた寝をしていた面識のない未成年に対し性的暴行(不同意性交等)を加えた疑いが持たれています。
警察は、防犯カメラの映像を決め手に木曽容疑者を特定。容疑者自身が容疑を一部認めていたことから、今後は余罪の有無を含めた全容解明が進められる見通しです。
守山市は市職員が逮捕、起訴された事実を重く受け止めており、2025年8月22日付で木曽容疑者の懲戒免職を発表しました。
また、公務内外を問わず公務員としての自覚を職員一同に促し、より一層の倫理遵守と服務規律の徹底を図り、市民の信頼回復に努める方針を示しています。
■管理人しらたきが注目したポイント
・電車内で約20分にも及んだ性的暴行
本件の特異性として挙げられるのが、犯行の場所が多くの市民が利用する公共交通機関(JR嵯峨野線(JR山陰線))の走行中の電車内で発生した点と、その犯行時間の長さでしょう。
事件は2025年5月15日午後10時過ぎ、京都市右京区から南丹市までの駅間を走行中の電車内の2人掛けシートで発生。木曽容疑者による女子高生への性的暴行は約18分間から20分間にわたり継続されたとのことです。
被害に遭った女子高生は京都市内に住む当時15歳で、電車内でうたた寝をしていた際に、面識のない木曽容疑者から性的暴行を受けたとされています。また、「恐怖と驚きで声を出せなかった」といった旨の証言をしており、無抵抗状態を強いられた状況が、犯行の計画性と悪質性を裏付けています。
・事件発覚から約1ヶ月後、懲戒免職処分を決定
不同意性交等罪の容疑で逮捕された木曽容疑者は、事件発生当時、滋賀県守山市の職員であり施設工務課に勤務していたことが報じられています。
守山市は、木曽容疑者が2025年7月15日に逮捕、同年8月5日に起訴された事実を受け、事実認否を確認した上で、公務員として市の信用を著しく失墜させたとして、2025年8月22日付で懲戒免職処分を決定・実行しました。今後は公判を通じて、刑罰が決定されることになります。
・捜査の決め手と今後の刑事手続き
本件は、被害者の女子高校生が被害を受けた翌日に学校の教師に相談し、警察に被害届を提出したことで捜査が開始されました。
容疑者の特定において決定的な役割を果たしたのが、駅や電車内の防犯カメラの映像であったとされており、警察は、映像解析によって木曽容疑者が女子高校生と同じ駅で改札を出る姿などを確認。逮捕に至ったとのことです。
木曽容疑者は、逮捕後の調べに対し「覚えている所と覚えていないところはあるが、下半身を触ったことは覚えている」などと、容疑を一部または全面的に認める供述をしているとのことです。
警察は、木曽容疑者が常習的に同様の行為を繰り返していた可能性を視野に入れ、他にも同様の被害がなかったかについて関連を調べています。

本件に関する情報は、以下のリンク等でも報道されています。
各リンク先は一定期間後,リンク切れになる可能性があります。予めご了承ください。
⚫︎滋賀県守山市公式ウェブサイト:更新日 令和7年8月22日
⚫︎MBSニュース:2025/07/15 18:30
⚫︎京都新聞デジタル:2025年7月15日 18:01
⚫︎NHK NEWS WEB:07月15日 17時39分
⚫︎FNNプライムオンライン:2025年7月15日 火曜 午後4:56
⚫︎滋賀県守山市公式ウェブサイト:更新日 令和7年7月15日
本件に関する世間の声

以下SNS上の声は、特定の意見を持つユーザーによるものであり、広範な意見を代表するものではない点にご留意ください。

どうして電車に乗ってただけの子供がこんな目に遭わなきゃならないんだろう。悔しくて仕方ない。

いい歳して、守るべき家族や子供はいないのか?名前を晒されて、仕事を失って、どうやって生きていくつもりなのか、少し先くらい見えたはず

常習犯だろう。この様な奴は何度でも繰り返す。実名報道で職も信用も失う。また、家族が泣いているぞ。情けない。

実刑判決で去勢+禁錮刑が妥当かと。役所は懲戒免職しないと示しがつかんでしょう。

あり得ない この男は無期懲役&去〇しろ

守山市でどんな処分するのかわからないが、もう職場には戻れませんな。懲戒免職を逃れたとしても針の筵ですからね。

これらの世論は、電車内で被害に遭った女子高校生への深い同情と、市の職員(公務員)である木曽容疑者への、極めて激しい憤怒を明確に示しています。
多くのコメントは、なぜ電車に乗っていただけの未成年の女子高生が、このような不当な被害に遭わなければいけないのか、という根源的な問いから始まっています。
批判は、加害者が自身の社会的地位や家族に与える影響を顧みなかったことへ集中しており、容疑者の常習性を疑い余罪があるのではという強い懸念に基づいています。
そのため、実名報道による社会的な制裁だけでなく、懲戒免職処分などより厳格な処分を要求する声が多く見られ、行為の重大性に対する厳しい世論を反映しています。
令和5年度の「不同意性交等」の認知件数は2,711件。「不同意わいせつ」の認知件数は6,096件

令和5(2023)年度の「不同意性交等」の認知件数は2,711件。前年に比べて、1,056件(63.8%)増加しています。
「不同意わいせつ」の認知件数は6,096件で、前年に比べて、1,388件(29.5%)の増加となっています。

女性の8.1%が「不同意性交等の被害」にあったことがある

男女共同参画局が発表した令和5年度の調査によると、女性の8.1%、男性の0.7%が不同意性交等の被害にあった経験があると回答しています。
○女性の8.1%、男性の0.7%は不同意性交等の被害にあった経験がある。
○加害者は、交際相手、元交際相手、職場の関係者、配偶者など、大多数は被害者が知っている人となっており、まったく知らない人からの被害は10.0%。
○不同意性交等の被害について、女性の55.4%が、誰にも相談していない。
○被害にあったときの状況について、女性は「驚きや混乱等で体が動かなかった」が最も多く、男性は「相手から、不意をつかれ、突然に襲いかかられた」、「相手との関係性から拒否できなかった」、「相手から、脅された」などの回答があった。
【出典】男女共同参画局:第5分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第2節 性犯罪・性暴力 5-8図 不同意性交等の被害にあった経験等(令和5(2023)年度)


被害時の状況の多くは“力づく”である場合が多く、被害者が女性のケースにおいては、「驚きや混乱等で体が動かなかった」(24.6%)が最多で、「相手から『何もしない』などとだまされた」(23.8%)、「相手から不意を突かれ、突然襲い掛かられた」(23.1%)、「相手との関係性から拒否できなかった」(22.3%)と続きます。
令和5年度中に懲戒処分を受けた職員数(地方公務員)は4,443人

令和5年度中に懲戒処分を受けた地方公務員(職員数)は4,443人で、前年度に比べて620人増加しています。
懲戒処分者の推移をみると、令和5年度の「免職」が605人で、前年よりも128人増えています。

懲戒処分者数の状況
(1) 令和 5 年度中に懲戒処分を受けた職員数は 4,443 人であり、前年度に比べて620 人増加している。
・ 行為別にみると、全体では「一般服務違反等関係」1,962 人が最も多く、次いで「交通事故・交通法規違反」940 人、「公務外非行関係」774 人、「給与・任用関係」176 人、「収賄等関係」109 人の順となっている。また、本人よる非違行為以外では「監督責任」482 人となっている。
・ 種類別にみると、「戒告」1,549 人が最も多く、次いで「減給」1,401 人、「停職」888 人、「免職」605 人となっている。(2) 懲戒処分者の推移をみると、過去 10 年間 4,000 人前後で推移しているほか、「免職」が増加傾向となっている。
(3) 団体区分別にみると、都道府県等では 1,438 人、市町村等では 3,005 人となっている。
管理人しらたきの考察

本件の捜査は、被害者の迅速な相談と、駅や電車内の防犯カメラという客観的な証拠を基に進展し、木曽容疑者の逮捕・起訴に至りました。
しかし、一部曖昧な供述があるため、犯行の動機や常習性(余罪の有無)の解明が、今後の刑事手続きにおける課題になるとみられます。
本件は、多くの市民が日常的に利用する電車内において、ただ座席に座っていただけの女子高生が性的暴行の被害者になってしまうという、非常にいたましく理不尽さの際立つ事件であったことから、公共交通機関の安全性に対する信頼も大きく揺らいでいます。
そのため、被害者へのケアを最優先に行うことはもちろんですが、今後、同様の事件が二度と繰り返されないためにも、再発防止の徹底や公共交通機関の安全性の確保が強く求められています。
性被害にあわれた方のための全国共通相談ダイヤル「#8103(ハートさん)」

「#8103(ハートさん)」は、性犯罪や性暴力の被害にあった方が相談できる、全国共通の電話相談窓口です。
これは警察が実施している支援の一環で、被害にあわれた方が安心して相談や助けを求めることができます。被害にあってすぐの緊急のご相談はもちろん、過去のつらい経験について話したいという方のご相談も受け付けています。
この番号にかけると、お住まいの地域の警察の相談窓口につながります。必ずしも被害届を出す必要はなく、「匿名で相談したい」というご希望にも対応しています。
「#8103(ハートさん)」は、誰かに話を聞いてほしいときに、そっと寄り添うための窓口です。つらい気持ちをひとりで抱え込まず、どうか遠慮せずに電話してみてください。あなたはひとりではありません。
DV・セクハラ・ネット中傷など女性が抱える悩みに寄り添う「人権ホットライン」

法務省の「女性の人権ホットライン(0570-070-810)」は、DV(家庭内暴力)、セクハラ、ストーカー被害、性犯罪、ネット上での誹謗中傷など、女性が抱えやすいさまざまな悩みやトラブルについて、無料で相談できる窓口です。
この番号に電話をかけると、お住まいの地域を管轄する法務局や地方法務局につながり、職員や人権擁護委員が丁寧に話を聞き、対応してくれます。
警察のように加害者を逮捕したり、直接的な捜査を行う機関ではないため、名前を出さずに匿名で相談することも可能です。必要に応じて、弁護士や専門の支援機関を紹介してもらうこともできます。
「これって警察に相談したほうがいいのかな?」
「弁護士に話を聞いてもらうべき?」
「どうすればいいのかわからない…」
そんなふうに迷ったときは、ひとりで抱え込まず、気軽に相談してみましょう。あなたの気持ちに寄り添い、解決ルートを一緒に考えてくれる窓口です。
備考



